Evernoteに保存しているノートの数が20,000件を超えるようになり、Evernoteの重さがますます気になるようになりました。
重いといっても、何事もなければ多少もっさりはするものの特に不都合なく使えるのですが、とつぜん固まってしまいそのまま30秒から1分間ほど固まったままになってしまうという状態です。
固まりやすいのは、新しいノートを作って題名に入力を始めたときや、ノートに文字を入力しているときが多いのですが、特に法則性は見当たらなくて、操作しようとすると固まるという感じで、そのつど作業が中断されてしまうので生産性どころの話ではなくなっています。
Evernoteには2万件以上のノートが格納されているのですが、もちろん日常的にそれらを縦横無尽に検索しているわけではなくて、過去の記録だったり履歴などのノートが多く、ほとんど参照しないけれども削除するのはためらわれる、というノートが大部分だったりしています。
Evernoteの検索も突然固まってしまって使いものにならなくなることが多いため検索回数を減らすようにしているので、メモの入力が最も多いという感じです。
きちんと検証したわけではないのですが、記事の多さがEvernoteが固まる原因ではないかという仮説のもと、別の新しいEvernoteアカウントを作成し、必要なノートブックだけをそこに共有して使えば軽くなるのではないかと思い、そのように設定してみました。手順は下記のとおりです。
1.新しいEvernoteアカウントを作る
新しいアカウントを作るためには専用のメールアドレスを作る必要がありますが、Gmailを使っているのならアカウント名の後ろに「+」と文字列を追加することで別のメールアドレスとして使うことができます。
例:abcdefg@gmail.com → abcdefg+sub@gmail.com
メールボックスはひとつ(どちらも abcdefg@gmail.com で受信します)が、Evernoteに登録するときは別のメールアドレスとして使えます。
2.既存のEvernoteアカウントからノートブックを共有する
必要なノートブックを新しいアカウントと共有します。「編集・招待が可能」または「編集が可能」を選択します。
3.新しいアカウントでワークチャットを開き、ノートブックを確認します
ノートブックが共有され、ノートの追加・編集・削除が可能になります。
ノートブックの共有元(既存のアカウント)側は、ノートブックの色が水色になります。
ノートブックを参照している(新しいアカウント)側は、ノートブックの色が赤色になります。
※注意点として、アカウントをまたぐようなノートの移動を行った場合、画面上では移動されたように見えますが、実際には削除→新規作成が行われているため引き継げないプロパティがあります。移動元のアカウントでは、移動したノートがゴミ箱に入ります。
新しいアカウントでログインしてみると、抱え込んでいるノート数が減ったためかEvernoteが固まってしまうことがだいぶ減ったように感じました。(それでもたまに固まりますので、完全にはなくならないようです)
プレミアムアカウントになっていると、Evernoteクライアントのファイルメニューでそれぞれのアカウントへの切り替えがワンタッチで行えるので、普段使わないノートブックにアクセスする必要が出たときだけそちらへ切り替えて、普段はノート数が少ないアカウントで使うということができるようになります。
Evernote for Windows は最初から動きが重いのが難点ですが、動作が軽くなるような改良がなかなか行われないので付き合い方を考え直す人もいるようですね。上記で紹介した方法は、あくまでも暫定的な方法なので、Evernote for Windows がバージョンアップして軽くなることを期待します。(もしくは、過去のアーカイブ的なデータを一時的に切り離す機能でもいいです)
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